煎茶の仕上げ加工を学ぶ―宮野園-

煎茶の仕上げ加工 日記、折々
日本茶インストラクター協会 埼玉県支部 勉強会

埼玉県狭山市の「宮野園」さんにて、煎茶の仕上げ加工を学びました。
日本茶インストラクター協会、埼玉県支部主催の勉強会です。
お茶の製造工程は、摘んだお茶を荒茶にするまで(一次加工)と、荒茶から店頭に並ぶ仕上げ茶にするまで(二次加工)に分けることができます。

一次加工の工場見学をしたことはあるのですが、仕上げの工程を見るのは初めてでした。宮野園さんに行くのも初めてです。
この日は時間に余裕があったので、入曽駅から30分ほど歩いていきました。お茶農家さんが多い地域なので、茶畑を眺めながらのんびり散歩気分です。

埼玉県狭山市の茶畑
茶つみ通り沿いの茶畑
茶つみ通り沿いの茶畑

マンホールにも描かれてますね。

埼玉県狭山市のマンホール
茶の木が描かれています

初めての道を30分歩くのは予想以上に遠く感じ…ほぼ一本道なので間違うはずがありませんが、ようやく宮野園さんが見えてきてホッとしました。

埼玉県狭山市「宮野園」さん

全員集合し、工場内へ。
広く天井の高い工場にはたくさんの機械がありました。

「荒茶」が、選別・整形・火入れや合組(ブレンド)の工程を経て消費者に届く「仕上げ茶」になるまで道のりを、丁寧に説明していただきました。大きな機械なのでなかなかの迫力です。

今の時代はほとんど機械による作業だと思いますが、手作業で行う方法も体験させていただきました。ふるいを使って、部位ごとに分けていく作業です。

お茶の仕上げ「篩分け」
篩分け作業

篩分けは、網目の大きさと動かし方を調整しながら行う繊細な作業ですが、実際にやってみるとかなり重労働でした。
大きめの葉や茎を切断する工程も見せていただきました。手のひら全体を使って、茶葉を篩に押し込むようにしていきます。

篩分け後は、箕という道具を使って軽い葉や細かい粉など品質の良くない部分を飛ばします。

お茶の仕上げ作業に使う道具「箕(み)」
箕を使って細かい物を風の力で飛ばす作業

これはとても難しいです。あおるように箕を動かすのですが、茶葉が思うようについてきてくれません。

このようにして分けられた茶葉を、あたま、芽、茎、粉など部位ごとにテイスティングさせていただきました。

部位ごとにテイスティング

並べて比較すると味だけでなく香りや見た目の違いもよく分かります。工場でなければこれだけ揃えることはできないのでとても貴重な経験となりました。

最後に成分分析計まで見せていただき、大満足の学びの時間となりました。インストラクター試験に向けてテキストで勉強してきたことを実際に見ることによって、一つ一つ納得しながら確認することができました。

勉強会終了後は、宮野園さんの店舗でお買い物。充実した一日を過ごすことができました。

宮野園さん「深蒸し煎茶 狭山の里/浅炒り棒ほうじ茶」
「深蒸し煎茶 狭山の里/浅炒り棒ほうじ茶」
宮野園さん「狭山深蒸し煎茶 ベルギーワッフル」
「狭山深蒸し煎茶 ベルギーワッフル」
宮野園さん「埼玉 狭山茶ショコラ ブレンドハーブティー」
「埼玉 狭山茶ショコラ ブレンドハーブティー」